滑志田真理さん 第3回

「外国人向け料理教室 Cooking with Mari」

滑志田真理

【東京都中央区】

今月の「Fresher’s」のコーナーでご紹介するのは、「Cooking with Mari」を主宰する滑志田真理さん。
元々お料理と海外旅行がお好きだった滑志田さんは、各国の友人のお母さんからお料理を習う機会があり、ご自身も日本で海外の方に日本の家庭料理を教えたいと思い、お教室を開設されたそうです。
主に外国人観光客を対象として、季節に合わせた日本の家庭料理を教えており、2013年には旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」にて関東1位のアクティビティに選出されました!
食文化の懸け橋としてご活躍されている滑志田さんの気になる活動内容を4週にわたってご紹介いたします。

滑志田真理さん写真8

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8.教室を開いたきっかけをおしえてください

元々自分自身が料理と旅行が好きで、色々な国で友人のお母さんに料理を教えてもらったことがきっかけです。
今まで訪れた国では、運良く友人が居る事が多かった為、友人のお母さんの手料理を頂く機会が度々ありました。
今まで日本や現地のレストランで食べて来たような料理をその国の味だと思っていましたが、友人のお母さんが作る家庭の味は、それらレストランの味とは全く違うもので、ほっとする美味しい味わいでした。
国は違っても、おふくろの味や家庭でほっとするような味というものは世界共通なんだなぁと思ったのが印象深いです。
その後、普通の日本家庭で食べられている食事を提供しているレストランが、日本や海外にどれくらいあるのか考えた時に、ほとんどないことに気が付き残念に思いました。
そしてそれならば自分自身の手で、日本家庭の味を試してみたいと思っている海外の方に料理を紹介したいなと思ったのがきっかけです。
寿司や天ぷらといった外国人がみんな知っているような料理ではなく、本来日本料理が持っている四季折々で土地柄にあった多彩な美しさや美味しさを世界の方々に広めて行くのが私のミッションだと思っています。

9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?

教室を運営してなかったら出会えなかっただろう、様々なバックグラウンドの方に出会えることです。
様々な国の料理好きの方がいらっしゃるので、自分が知り得なかったお料理のことを教えて頂けることも多々あります。
また、シェフの方も多いので、日本食を教えたお返しに、とわざわざ材料や型を持参して下さってその方の国の料理を教えて下さることもあります。
フランスの料理人の方がいらした時は、フラン/ガトーショコラ/フォンダンショコラ/ブッシュドノエル等たくさんの本場スイーツを教えてもらいました。
language exchangeのようなスタイルでcooking exchangeができることは本当に楽しいですね!
世界中から様々な方がいらっしゃるのですが、出会ったお客さまの中には本当の昔からの友達のように仲良くなる方がいらっしゃいます。
そういった方の地元に、今度は私から旅行で遊びに行って、一緒にご飯を食べたり、おしゃべりしたり、家族を紹介し合ったりします。
世界中に友達ができる貴重な機会です。出会った人が熱心に母国に呼んで下さり、フランスや香港に訪ねて行った経験もあります。
皆さんグルメな方ですから、現地のおいしいレストランをたくさん紹介頂いたり、料理を教えてもらう等料理好き同士ならではの濃密な時間になります。

10.教室運営の工夫があれば教えてください

できるだけ、海外でも使いやすい食材を使うことを心がけています。
また、授業内で代替の食材や他のアレンジ方法等詳しく説明しています。時間配分は、いらっしゃる方によってペースが違いますので、特にこちらのタイムスケジュールで進めるということはありません。
ゆっくり自分の家でご飯を作り食べるような気持ちになってもらいたいと思っているので、作って食べたら、すぐに帰ってもらうようなことにはせず、好きなだけお茶をしながらおしゃべりしていってもいいような雰囲気にしようと心がけています。

教室を開く前にしておいてよかったこと、しておきたかったことは?

生きた英語を身につけておく事が非常に重要になります。
私は机の上での勉強はもちろんですが海外の方とできるだけ多く話す機会を大事にしてきました。大学卒業後数年間は看護師をしていましたが、長年の夢だった海外留学を目標に勉強し、カリフォルニアに留学することが出来きました。
現地では気の会う友人を作り、お互いに遠慮なく様々な話しをすることを心がけました。
帰国後も英語に関連する仕事につき、毎日英語を話しながら、教科書ではなく生の英語を習得する事に努めて来ました。これらの経験が、現在料理教室を行う上で非常に役立っています。
料理の英語は、なかなか教科書等では勉強しない単語が多く微妙で繊細な言葉選びが重要になるので、実践の中で学んだ物が最も重要になってきます。

11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)

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    有次の包丁
    外国人の方にとっては、日本の包丁は非常に人気です。どこの包丁を使ったら良いのか、私の包丁がどこのものかよく聞かれますが、いつも築地にある有次を紹介するようにしています。
    切れ味も良く、とても使いやすいです。

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    寿司桶
    お寿司のクラスが度々ありますので、必須のアイテムです。
    海外にはない道具ですので、興味深いようです。

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    味噌をつけたり、梅干しをつけたりする保存瓶 こちらは授業で使うわけではありませんが、保存食品をよく作ります。

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