岡崎香折さん 第3回

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「Bon-bon Sucre(ボンボンシュクレ)」

岡崎香折

【東京都杉並区】

今月の「特集」のコーナーでご紹介するのは、「Bon-bon Sucre(ボンボンシュクレ)」を主宰されている岡崎香折さん。 お教室では、洋菓子、シュガークラフト、紅茶について学ぶことができます。 「ゆったり丁寧に楽しくその方に合わせたレッスン」をモットーにした、細部にまでこだわり抜いた岡崎さんのお教室には、様々な目的を持った生徒さんがいらっしゃいます。 そしてその生徒さん達の喜びの声が岡崎さんの日々の糧となっているようです。 常に前向きに、明るく、精力的に活動されている岡崎さんのお教室を4週にわたってご紹介いたします。

岡崎香折さん写真8

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8.教室を開いたきっかけをおしえてください

10歳の時に、母が新聞に載っていた“リンゴのポロポロ焼き”というのをオーブンで焼いて作ってくれました。
家でこんなに美味しいお菓子が作れるのかと、中学生のころからお菓子作りをするようになりました。
シュークリームを初めて作ったときは、全くふくらまず、何回目かにきれいに膨らんだときは、本当に嬉しかったです。
お菓子作りは粉と、卵と、バターと、砂糖と・・・と材料はほとんど同じなのに、たくさんの美味しい形に変えることができ、魔法のようだと、大好きになりました。
運命は(?)通勤途中に見た一つの看板。“東京製菓学校土曜レディース教室”の文字。
友人に付き添ってもらい見学へ、すぐに受講を決めました。
2年ほど通い、もっと基礎から学びたいと思い製菓学校の夜学に入学することを決意、週に3回、勤務後にダッシュで通う生活を一年終えたところで会社がフレックスタイムを導入、残りの一年間はゆったりと通えました。
出産を機に会社を退職し、月に2回程度お菓子を自宅で教えることを始めました。
その後夫の転勤でマレーシア5年、イギリスに7年間住みました。
英国ではシュガークラフトなどを学びました。惜しみなく教え、ユーモアもあるイギリス人の様々な先生に出会えたことが、現在私が人に教えること、接することの基盤となっていると思います。
海外生活12年をはさみ、下の子供が大学生になったところで、ホームページを作り(息子の製作)、“Bon-bon Sucre”としてお教室を始めて現在に至ります。

9.教室を開いて良かったと思うことはなんでしょう?

2年ほど前、父が亡くなる3日前に食べたいものがシュークリームだというので、すぐに家に帰ってシュークリームを作り、夜の病院へ。
寝ていた父が起きて一口食べ、感想を求めると「パサパサしていて」といつも同様、褒めません。
わたしは「お父さんは安~いシュークリームの方が口に合うのね」と言うと、「高級なものがいいとは限らない」と寝ながら返す父。
でもそのあと、「人を喜ばすのはいいことだ」と3回ほど繰り返しました。
私は、お教室に来てくださった方が本当に嬉しそうにお帰りになる姿、「美味しかった」という言葉などをいただけると胸が一杯になります。
これが私のライフワーク「人を喜ばすことができる仕事」「誰かの笑顔につながる仕事」なのだと思います。
80歳になっても、どなたかに喜んでいただける仕事をしていたいと将来を前向きに考えられますし、本当に“Bon-bon Sucre”を始めてよかったと思っています。
細く長くでも続けていきたいです。

10.教室運営の工夫があれば教えてください

自分自身が日々様々なことに関心を持ち、色々学び、考え、研鑽を積むことで、来てくださった方が気持ちよくレッスンを受けることでき、喜んで幸せな気持ちになっていただけるような“Bon-bon Sucre”でありたいと思っております。
具体的には準備を重ねること、お客様がいらっしゃる時には掃除を行き届かせること、などに重きをおいています。
そして小さな自宅での教室のため家族の理解と協力なくしては成り立ちませんので、家族への感謝の気持ちも忘れないようにしています。
また、ビジネスという形にはまだまだいたっていませんが、家計と教室の収支は分け、教室の赤字を家計に負担させないように区別しています。

11.レッスンでもよく使う愛用品を教えてください(道具や食材など)

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    小さな銅鍋 家庭菓子は少量のシロップを作ったりしますので、この小ささと、熱伝導性の良さが重宝しています。

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    昔ながらのスパテラ このしなり方が、私に合っていて、愛用しています。

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    パレットナイフ 刃の部分が薄いので、シュガークラフトをするときに、便利です。

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