トータルで学べるおもてなしコーディネート

「料理教室クオリア」主宰 小野孝予さん

インタビュー連載 第2回

今月のサロネーゼは、横浜市内で「料理教室クオリア」を主宰する小野孝予さん。 健康に配慮した家庭料理を軸に、日本文化の特徴である季節感、気配り、おもてなしの心を取り入れた料理教室は、実用的なうえお料理とおもてなしがトータルで学べると、多数の生徒さんが通います。 素敵なレッスンの模様と小野さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 第2回目はレッスンレポート後半です。

掲載日:2015/6/8(月)

小野孝予さん

小野孝予さん

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さりげない気配りで実習もスムーズに


レシピの詳細な説明とポイントを押さえたデモンストレーションのあとは、生徒さんによる実習です。
切ったり皮をむいたりと一から準備してもらう食材もあれば、すでに下準備してあるものも。
普段お料理する機会が多い主婦の生徒さん達にとって、このバランスは嬉しいところ。

「それでは始めましょう!よろしくお願いします」

ゆったりと大きいアイランドキッチンに、一人ずつまな板と包丁が用意されました。
そのほか、調理ゴミを入れる小さな入れもの、パットに並べられた今日使う調味料、計量スプーン、レシピ立てなども並び、生徒さんがストレスなくスムーズに実習できるよう細やかな配慮を感じます。


小野孝予先生1

生徒さんが楽しく快適に作業しやすいよう、細かな配慮を感じるレッスン


一人ひとりの進行を確認しながらアドバイスしていく小野さん。その合間にどんどん空いたボウルなどを片付け、生徒さんの手元はいつもスッキリ快適。下準備の終わった食材もきれいに並べられ、気持ちよく調理に取り組めます。

「皆さーん、今じゃがいもを引き上げたのでドレッシングをまぜまーす。次に・・・」

それぞれ違う作業をしている生徒さんに、ポイントとなるところはしっかり伝え、今どう進行しているか共有します。

「先生、この前習ったお料理も作りましたよー!子どもが残さず食べてくれて大好評でした!」

「嬉しいです!あのお料理はほかにも・・・」

と、生徒さんからの嬉しい報告にほかのアレンジを紹介したり、料理以外の話題も飛び交ったりと、レッスンはとても和やかで楽しい雰囲気。
習ったお料理を必ず家で作り定番化する生徒さんが多いのも、お教室の特徴です。身近な材料でできるのに、創意工夫あるワンランク上のお料理の提案がとても喜ばれています。


細部にまでこだわりを


「では、そちらができたらお一人はこちらの作業お願いします。
○○さんはここにごま油を熱して豚肉を炒めてもらえますか?
お手すきの方はワンタンをそろそろ揚げましょうか。
今日、揚げ油は皆さんの美と健康を考えて太白ごま油を使っています」

「すごくいい香りですね!」

身体に負担が少なく健康に配慮したレシピを提案し、使う調味料もなるべく良いものを使っているそう。調味料の紹介に加え、さりげなく生徒さんの手元に立ててあるレシピを次のものに替えながら、皆さんが動きやすいように次の作業を割り振っていかれます。


小野孝予先生2

旬の身近な食材を使ったおしゃれなメニューを月替わりで紹介。食空間の演出も提案


「では揚げ物はこちらでお願いしま~す」

ふと見ると、アイランドにはガスコンロがありますが、後ろにあるⅠ型のキッチンにはIHが。
作業分担ができるよう、火元が2カ所設置されています。

「両方あると便利ですよ。それぞれの特徴をいかして使い分けができますし、生徒さんにスムーズに作業していただけますので・・」

まさに料理教室仕様のキッチンですが、設計には小野さんの意見を大いに反映したそう。
細部までスタイリッシュで実用的なアイデアが詰まっているようです。


一層おいしくなる演出をトータルで


最初に詳細なレシピ説明とデモンストレーションが行われるので、生徒さんは段取りをしっかり認識して進めることができるので実習はとてもスムーズ。小野さんの気さくなお人柄もあって、距離感が近く質問しやすい雰囲気も魅力です。

そして、部屋中にいいにおいが広がり、そろそろお料理ができあがってきました。

「にんじんの中華風すり流しは、うすいと思いますので味を足してくださいね。いかがですか?ん、大丈夫です、ありがとうございます!
それでは後片付けはあとにして、盛り付けして試食にしましょう」

彩りも良く見た目にも華やかになるように、盛り付けももちろん一工夫。お皿とお料理のコーディネートも美味しさを引き立てます。

生徒さんが楽しそうに盛り付けをされ、お皿をテーブルに並べると、さりげなくBGMが流れてきました。
「今日のテーマはチャイニーズなので二胡の音楽でもよいのですが、”モダン”をつけているので、あえて軽やかなジャズにしてみました」

毎回テーマに合わせて音楽も選んでいるという小野さん。お料理、器、しつらえ、そして音楽。トータルでコーディネートするおもてなしが毎回とても勉強になります、と生徒が教えてくださいました。


小野孝予先生3

おもてなしにも使える盛り付けアイデア、イメージを統一する食空間の演出も学べます


「今日の食中茶はプーアール茶、食後には凍頂烏龍茶をお出ししますね。ではお座りくださ~い。お疲れ様でした!」

「わ~、素敵ですね!美味しそう。いただきます!」

お料理が並ぶとテーブルコーディネートが一層映えて、生徒さん方にもさらに笑顔が広がります。

ここで皆さんにお教室に通い始めたきっかけと、通い続ける魅力を伺ってみました。

「お料理だけでなく、お料理に合わせたテーブルコーディネートや演出など、トータルで学べるのが魅力です。あと先生のお人柄も!通っていいてとても楽しいので、お友達にも紹介しました」

「友人の紹介で通い始めました。お教室の魅力はたくさんありますが、まず先生のお持ちの雰囲気と、”教室ではこう作りますが、こうやれば簡単ですよ”と、家庭で作りやすいようにアレンジを教えてくださるのがとても良いと思います。家でもよく作り、家族にも大好評です」

「私も友人の紹介で通い始めました。身近な材料で作れるレシピが学べますし、わざわざ買い足さなくてもおうちにあるものでできる代替案も教えてくださるので、とても実用的です。しかもおしゃれで簡単なお料理が多くて嬉しいです」

と、楽しい雰囲気のなか、家庭で作りやすくておしゃれな料理に加え、おもてなしにも使えるアイデアをトータルで学べるのが大きな魅力のようです。

プロのコツを家庭で取り込めるように工夫し、家庭料理が何倍も美味しくなるコツが満載で、通ううちにセンスが磨かれるに違いない居心地のよい素敵なレッスン。心が豊かになる時間が流れていました。

次回は、お教室の開催情報や始めたきっかけなどを伺ったインタビュー前半をお届けします。
どうぞお楽しみに!

Q&A人気サロネーゼに7の質問 Question

サロン/教室名の由来は?
クオリア(qualia)とは、ラテン語で私たちの日々の暮らしの中で感じる特別な質感のことを意味します。 食卓は家族や恋人、気の置けない友人と、時にはときめき。時には心地良く心豊かに過ごす至福の空間です。 その食卓に漂う特別な質感’クオリア’を大切にしたい。 そんな想いから教室名を’クオリア’と名付けました。

サロン/教室の特徴、コンセプトは?
家庭料理をテーマにしたメニューで、健康に配慮し、日本文化の特徴である季節感、気配り、おもてなしの心を取り入れた料理教室を開催しています。生徒の皆さまには、少人数で友人宅にいるような和やかな心安らぐ環境のレッスンをお楽しみいただけるよう努めております。

どんな生徒さんが多いですか?
20代~60代の主婦の方々が大半です。

レッスン情報(開催頻度やクラス内容、料金、定員など)
月7~8回、11時~14時頃、1クラス4~6名
継続会員:5,000円、単発参加:7,000円、体験参加:6,000円、ワインレッスン:10,000円

レッスン中、心がけていることは?
気は焦っていても、笑顔と余裕の表情。時間内に終わること。生徒の皆さまが退屈しない説明。 皆さまが平等に調理に携わり、試食時も全員が会話に加われる雰囲気作り。

人気の高いメニューは?
ベトナム風揚げ春巻き、豚肉とアサリのトマト煮込み、きのこご飯、新玉葱のすりながし

初めて通ってみたい方へ、申込方法や持参するものは?
まずは、Dreamiaサロンの「料理教室クオリア」小野孝予お問い合わせページ( http://dreamiaclub.jp/ds/dtl.php/ds/11122/tab/1 )、
もしくは、クオリアHPのお問い合わせページ( http://www.qualia-cooking.com/
からご連絡下さい。追って詳細をご案内します。
エプロン、ハンドタオル、筆記用具をご持参下さい。



インタビュー・テキスト=窪田みゆき写真=原田圭介



プロフィール
小野孝予さん

小野孝予さん
料理研究家

株式会社クオリア社長
料理教室クオリア主宰
通販サイト【モダンシノワ】店主
ソムリエ(日本ソムリエ協会認定)
きき酒師(日本ソムリエ協会認定)
チーズプロフェッショナル
(チーズプロフェッショナル協会)
フードコーディネーター
テーブルコーディネーター
など

航空会社に在職中、各地の滞在先で本場の味や様々な食材に出会い、次第に食や料理に興味を持って研究し始める。
また田崎真也氏に師事し、ソムリエ、きき酒師の資格を取得。退社後は家事、育児の傍ら、ポースレインぺインティングを中心に磁器への絵付け技術とテーブルコーディネートの勉強を始める。
佑成陽子クッキングアートセミナーで料理、レシピ開発、フードスタイリングを学び、料理教室のアシスタントを経験後、2006年夏、自宅にサロンスタイルの料理教室を開設し現在に至る。
各種料理イベント(日本橋三越、玉川高島屋)やメディア(NHKTV、ラジオ文化放送、ラジオFMサルース)などにも出演。
2010年秋、シノワテイストのテーブルウエアネットショップ【モダンシノワ】オープン。
http://www.modern-chinois.com

サロン情報

「料理教室クオリア」

横浜のはずれ、都会の喧騒から離れて自然環境に恵まれた講師自宅のダイニングキッチンで、少人数制サロンスタイルのレッスンを行なっています。
手軽に手に入る食材と調味料を使って、健康に配慮した簡単に作れる家庭料理を毎月ご紹介します。
日本文化の特徴である季節感、気配り、おもてなしの心を取り入れたアイデアも満載です。特別な日やおもてなし時にも役立ちます。おしゃれな食卓で、楽しくおしゃべりしながらの美味しい試食タイムも好評です。
30代~60代主婦のご参加が中心です。
パーティ形式のワインとチーズのレッスンも不定期開催しています。
日本の伝統の知恵と美、東西、対極の感性をバランスよく生活に 組み入れ、「人に良い」食と食空間作りを出発点に、「人が主」の心地 よい住まい作りへと広げた、健やかで安全、健康で美しい”くらし”を実現します。

ジャンル:

家庭料理、ワイン、チーズ、おもてなし、テーブルコーディネート、ナプキンワーク

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、体験教室あり、予約制、駐車場あり、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

神奈川県横浜市青葉区

ホームページ、ブログ:
http://www.qualia-cooking.com/

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レシピ

にんじんの中華風すり流し
にんじんの中華風すり流し
(4人分)
・にんじん 2本
・生姜 1/2片
・白飯 大さじ2
・水 3カップ
・紹興酒 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・中華だし 大さじ1/2
・花椒 少々
・塩 適宜
・茹でグリーンピース 適宜

作り方
  1. 【野菜を切って炒める】
    にんじんは皮をむいて2~3cm角か細切りにし、生姜はみじん切りにする。鍋にごま油と生姜を入れ、弱火で炒める。香りが出たらにんじんを加え、中火で2~3分炒める。
  2. 【煮て上げる】
    1に水を入れて熱し、沸騰したら中華だし、紹興酒、白飯を加える。15~20分中弱火で煮てにんじんが軟らかくなったら、ハンディーブレンダーで滑らかにする。花椒を加えて塩で味を調え、器に盛ってグリーンピースをのせる。

<アドバイス>
白飯は濃度を付けるために入れています。紹興酒の代わりに日本酒でもOKです。
麻婆豆腐や坦々麺などの四川料理に欠かせない中華スパイス「花椒」(中国語読み ホワジャオ、日本語読み かしょう)の正式名称は、「華北山椒」(かほくざんしょう)と言います。日本の山椒と同属異種なので、区別するために「四川山椒」や「中国山椒」とも呼ばれます。日本でも比較的手に入り易くなりましたが、なければ入れなくても結構です。
彩りに旬のグリーンピースを使いましたが、細ネギ、パセリなどご家庭にある緑の野菜でOKです。

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