おうちごはんの大切さを伝える”夢の玉手箱”

「おうちごパン教室 のぶの玉手箱」主宰 長沼よしえさん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、西東京市内で「おうちごパン教室 のぶの玉手箱」と自宅カフェ「のぶのおうちごパン」を主宰する長沼よしえさん。 保育園の栄養士として活躍しながら、料理やパン、お菓子、飾り巻き寿司などの講師資格も取得。お母様と自宅カフェを立ち上げ、保育園を退職後は教室も開始。 大好きな食をテーマに活動を続けていらっしゃいます。 多彩にあるレッスンの中から、親子料理教室に伺った模様と長沼さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 第3回目はレッスン情報やお教室を開いたきっかけを伺ったインタビュー前半です。

掲載日:2015/8/17(月)

長沼よしえさん

長沼よしえさん

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おうちごはん作りが楽しくなるレッスン


――お子さんたち、とても楽しまれていましたね。素敵なレッスン、お疲れ様でした!いろいろ伺いたいのですが、まずはお教室の情報を教えてください。

長沼さん  ありがとうございます。レッスンは、飾り巻き寿司、パン、料理を中心に、季節限定で梅干しや味噌を作るクラスもあります。
今日は「子ども・親子レッスン」でしたが、こちらも月に2回ほど開催しています。

日程は生徒さんのご希望を伺って決めていて、1~5名の少人数制です。

――お教室のパンフレットを拝見して驚きました。こんなにたくさんのレッスンがあるのですね!
「おうちごぱんの会」では、5つもの違うメニューのレッスンが。パンも、「イーストパンの会」、「白神こだま酵母パンの会」の2つ、そのほか「季節のおやつの会」「バルーン」のレッスンなど、見ているだけでワクワクしてきます。


長沼さん  たまたま8月は少し多めでしたが、いろいろなレッスンをやっていて、それぞれ月替わりでメニューを変えています。
どれも本格的に深める、というよりは、まずは料理って楽しい!と思ってもらいたいので、日々のごはん作りやパン作りが楽しくなって、みんなが笑顔になれるような内容を心がけています。


長沼よしえ先生1

多彩なレッスンにワクワク。料理、パン、お菓子、飾り巻き寿司、バルーン作りも学べます


――バルーンのレッスンというのもユニークですね。

長沼さん  これも、バルーン作りを極めるという内容ではなくて、簡単にできるものをお伝えしています。
人をもてなしたり何かプレゼントするときに、自分はきっと手作りのケーキやお菓子を作ると思うんです。そのとき、バルーンがついていたらちょっと付加価値になって喜んでもらえるかな、と思って習ったのがきっかけでした。
ちょこっとお花や動物を作って、手作りのお菓子に添えてもらえたら嬉しいな、と思っています。

――沢山のレッスンがありますが、一番人気が高いのはどんな内容ですか?

長沼さん  冬の季節限定になりますが味噌づくりが人気で、繰り返し参加してくださる方が多いです。仕込んで終わりではなく、毎年レッスン時間の中で、お味噌を使ったお料理をお伝えもしているので、それも喜んでいただいています。


楽しいこと、おいしいことがつまった教室


――「おうちごパン教室 のぶの玉手箱」、お教室名がとても可愛らしいですよね。由来は?

長沼さん  楽しいこと、おいしいことがいっぱいで、みんなが笑顔になれる夢の玉手箱をイメージしてこの名前にしました。

――お教室の特徴やコンセプトを教えてください。

長沼さん  単発レッスンが中心で気軽に通いやすく家庭的な雰囲気の教室です。お料理を真心こめて作り、お料理の楽しさを知ってもらい、苦手が好きに、好きがもっと好きになってもらえるような、そして生徒さんもご家族の皆さんも笑顔になってもらえるレッスンを心がけています。


長沼よしえ先生2

一緒に作ること、一緒に食卓を囲むこと、料理を通じてたくさんの楽しみに出会えます


――素敵ですね。どんな生徒さんが多いですか?

長沼さん  今日来てくださったような、年中くらいの小さなお子さんから70代くらいの方まで、幅広い年齢の方に来ていただいています。女性が中心ですが、男性の生徒さんもいらっしゃいます。

――これだけレッスンが多彩だと、いろいろ通いたくなりますね。

長沼さん  ありがとうございます。それぞれ単発参加が可能なので、今月はパンで来月はお料理のレッスン、というようにお好みで通っていただいたり、休日に午前中はお料理で午後はお菓子作りのレッスンに参加するなど、一日いてくださる方もいらっしゃいます。

アットホームな教室ですので、興味を持っていただいたレッスンに気軽に参加していただければ嬉しいです。


お教室とカフェ はじめのきっかけ


――お教室をはじめたきっかけを教えてください。

長沼さん  長年保育園の栄養士として働いていたのですが、その経験をいかして、もっと身近な距離でおうちごはんの大切やさお料理の楽しさを伝えたい、と思ってはじめました。

保育園では、働くお母さんたちに向けていろいろと食のお知らせや情報を載せてお手紙をお配りしていましたが、そこに書いてあるのがだんだん、理想論のように思えてきたのです。
例えば、朝ごはんはちゃんと食べましょう!と言っても、忙しいお母さんたちが毎朝手作りするのは大変で、自転車の後ろにお子さん乗せてコンビニで買ったおにぎりを食べさせながら登園したり、お出汁の味がわらなかったり・・。

お伝えしたいことが一方通行で、ちゃんと届けることが難しいと感じていました。同時に、保育園の栄養士としてやりきった感があり、違うカタチで食に関わる仕事をしたいと考えたとき、そうだ!お教室を開こう、と思ったんです。

幸い、母と自宅カフェを開いていたのでこの場所がありましたし、スムーズに始めることができました。


長沼よしえ先生3

自宅カフェも口コミで人気になり、毎回満席が続きます。雑誌や書籍の取材も。


――カフェのほうを先に始めていらしたのですね。

長沼さん  そうなんです。数年前に姉が、ずっと食の仕事をしている私に「いつか将来、こういう自宅カフェをやるのもいいんじゃない?」と紹介しようと、ある自宅カフェに連れて行ってくれたんです。
でも、その時響いたのは私ではなく母でして(笑)、「これなら私もできるかも!?自宅カフェをやりたい!」と。

実はそれ以前に父が急死して母はずっと落ち込んでいたのですが、これをきっかけに元気になるかもしれないと思って、私たち兄弟も「いいよいいよ、やろうよ!」と応援して、始めることになりました。

――そうだったのですね。

長沼さん  でも正直なところ、母はそんなに料理上手じゃないんです(笑)。
週に2回のオープンでしたがやはり大変そうで、私が料理を作ったり、2時か3時に起きてパンを焼いて、そして出勤したりしていました。

何の宣伝もしていなかったのですがおかげさまで順調だったのですが・・・1年くらいたったとき母が病気になり、カフェを休むことになりました。その後療養のため2年は休んだのですが、その間に私は退職して教室を開きました。
今は母も復活して、週に1回カフェをオープンしています。

定員が1日15人くらいなのですが、おかげさまで満席になることが多く、母もやりがいと楽しみになっていて、お客様に本当に感謝しています。


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大好きな食にかかわることを様々な形で続けていきたいという長沼さん。その根底にあるのは、一人でも多く、料理の楽しさを知り、ご家庭で作り、笑顔が広がってほしいという思い。一歩入っただけでほっとできるような、アットホームで居心地のよい雰囲気はきっと長沼さんのそんな思いが生み出しているのだと感じました。

次回は、お教室とカフェ運営の工夫や心構え、これからの夢などをうかがったインタビュー後半をお届けします。どうぞお楽しみに!

インタビュー・テキスト=窪田みゆき写真=原田圭介



プロフィール
長沼よしえさん

長沼よしえさん
保育園栄養士として勤めながら某大手料理教室のパン・ケーキ・和菓子・クッキング講師資格を取得後、 みんなが笑顔になれる飾り巻き寿司の魅力にはまり、飾り巻き寿司の第一人者『川澄健先生』に師事し 2008年飾り巻き寿司マスターインストラクター資格を取得、 週末に自宅で飾り巻き寿司教室を始める。

2011年1月 寿司アカデミー主催の寿司コンテストでオリジナル寿司「イタリアンピッコロ」が創作寿司部門で1位入賞。
2011年4月 保育園栄養士を退職し、夢であった自宅カフェとおうちごパン教室をスタートさせる。

サロン情報

「おうちごパン教室 のぶの玉手箱」

楽しいこと、おいしいことがいっぱいで、みんなが笑顔になれる夢の玉手箱。 作る人も食べる人も笑顔になれる毎日食べるおうちごはんを丁寧にお伝えし、お料理好きな人も苦手な人もみんなが楽しめるアットホームなお教室です。

ジャンル:

家庭料理、日本料理、パン、和菓子、洋菓子、おもてなし、その他、飾り巻き寿司

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、体験教室あり、子供教室あり、予約制

所在地:

東京都西東京市北原町

ホームページ、ブログ:
http://www.nobunodaidokoro.com/

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レシピ

桃のコンポートとアレンジスイーツ
桃のコンポートとアレンジスイーツ

<桃のコンポート>
・桃 4~5個
・水 500ml
・白ワイン 100ml
・砂糖 200g
・レモン輪切り 2~3枚

<桃シロップのゼリー>
・コンポートのシロップ 200ml
・砂糖 お好み量
・レモン汁 お好み量
・ゼラチン 4g
・水 大さじ2

<アレンジスイーツ>
・スポンジケーキ、カスタードクリーム、生クリーム、アイスクリームやヨーグルトなどお好みのもの
・桃のシロップゼリー

作り方
<桃のコンポート>
  1. 桃はやさしく水洗いして、表面のうぶげをとる。
  2. 桃がかさならず入る大きさの鍋に桃以外の材料を全て入れ、ひと煮立ちさせてシロップを作る。
  3. 桃は筋に沿ってぐるりと包丁を入れ、果肉を上下逆にひねるようにして2つ割にする。種はスプーンで取る。
  4. 皮付きのまま2の鍋に入れて、落し蓋をして3~10分くらい煮る。
  5. 鍋ごとひと肌までさまし、桃の皮をむく。
  6. 清潔な容器にシロップごと移し、冷蔵庫でよく冷やす。桃がシロップから出ていたら表面をラップで覆い空気に触れないようにする。

<桃シロップのゼリー>
  1. ゼラチンは水にふり入れ、ふやかしておく。
  2. シロップを鍋に入れて火にかけて温め、砂糖、レモン汁をお好みで加える。
  3. 1のゼラチンを加えて溶かし、器に注ぎ入れて冷蔵庫で冷やし固める。
  4. 3の鍋に溶かしたゼラチンを入れ、粗熱をとってから型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

<アレンジスイーツ>
  1. 桃と同じくらしの大きさのスポンジケーキを器に置き、中央にお好みのクリームやアイス、ヨーグルトなどをこんもりとのせ、桃をのせる。
    周りにシロップゼリーを飾る。

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