夢を叶える力

「料理教室 Atelier Belle Table(アトリエ ベル ターブル)」主宰 米持祐子さん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、千葉県市川市内で「料理教室 Atelier Belle Table(アトリエ ベル ターブル)」を主宰する米持祐子さん。 フランスの家庭料理からレストラン風の料理まで、身近な食材を使って簡単で、そしてお洒落なレシピと、それに合わせたテーブルセッティングが学べるレッスンは毎回大好評で満席が続きます。 11月のある日に開催されたクリスマスレッスンに伺った模様と米持さんのインタビューを4回にわたりご紹介します。 第3回目はお教室の開催情報や開始したきっかけなどをうかがったインタビュー前半です。

掲載日:2015/12/14(月)

米持祐子さん

米持祐子さん

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お教室情報


――お疲れさまでした!充実の内容で楽しいレッスンでした。まずはお教室の開催情報を教えてください。

米持さん  ありがとうございます。
月10~12回ほど開催し、1回の定員は6名様です。メニューは月替わりで、旬を取り入れた前菜、メイン、デザートとコース仕立てで毎回4品をご紹介しています。参加費は、特別な場合を除き、リピーター様5,000円、新規の方6,000円です。

通常のレッスン以外に特別レッスンとして、不定期でフランス地方料理の会やアンコールレッスンをしたり、珍しい食材を扱ったりもします。

――今日は「アルザス地方」がテーマの地方料理の会だったのですね。料理の背景や由来も学べてとても勉強になりました。

米持さん  地方料理の会では今日のように資料を用意し、現地のお料理を忠実にお伝えするようにしています。


米持祐子先生1

お教室で提案するコンセプトと楽しいレッスンは、毎回募集と同時に予約がうまるほどの人気


――お教室のコンセプトは?

米持さん  「フランス家庭料理からレストラン風の料理まで、身近な食材を使って簡単に、でもちょっとお洒落に」、です。

フレンチというと敷居が高いイメージがありますが、スーパーで手に入る身近な食材で工程はシンプルに、盛り付けなどに気を配って見栄えがするようにしています。
また、毎回テーブルやインテリアも統一感をもたせてコーディネートするようにしています。

――おもてなしにもぴったりなフレンチが家庭で失敗なくできるレシピ、そしてお料理と季節に合わせたテーブルコーディネートを一度に学べるのは嬉しいですね。


教室名に込めた思い


――どんな生徒さんが多いですか?

米持さん  20代から70代の方まで幅広い年代の方にお越しいただいています。
お料理好きな方が多いですが、ご自宅で作れるようになることが目的ではなく、レッスンの時間自体を楽しみに参加して下さる生徒さんも多く、とても嬉しく思っています。
親子やご姉妹で来て下さっている方もいらっしゃいます。

――素敵な響きの教室名ですが、由来を教えてください。

米持さん  フランス語でBelle(ベル)は「きれいな、心地よい、楽しい、幸せな」、Table(ターブル)は「テーブル、食卓、食事、食卓を囲む人」といった意味です。毎日の食卓や家族の記念日、おもてなしのテーブルが楽しく素敵なものでありますように、との気持ちを込めました。

2007年に公民館の調理室を借りてスタートした小さな教室(アトリエ)ですが、たくさんのあたたかい生徒さんに支えられて今があります。2011年からはレッスン場所を自宅に移し、より自分らしい教室になりました。


米持祐子先生2

最初は公民館にて少人数でスタート。評判を呼び、どんどんお申込みが増え次のステップへ


――「自分らしい教室」というのは素敵ですね!ところで、お教室を開いたきっかけを教えてください。

米持さん  実は、母と祖母と叔母と同居をしていたので料理をする機会があまりないまま育ち、料理はそんなに得意ではありませんでした。

たまたま食品会社に就職したのですが、フードコーディネーターという職業を知ってとても興味を持ち、スクールに通いたいと思いました。でもいろいろ調べていくうちに、料理が全くできないので、フードコーディネートの勉強の前にまずは料理の勉強をしてからと思い、会社を辞めて調理師学校に入りました。
そして卒業後は日本料理店で働き、結婚を機に退職しました。

結婚後、しばらく専業主婦をしたのですがどうしてもフランスで料理を学びたくて夢をあきらめきれず、夫に相談し理解してもらって、1年間料理留学をしました。

――そうだったのですね!

米持さん  留学する前から、帰国したら料理教室をしたいと思っていました。そのため帰国後は教室開催に向けて準備をし、3か月後にはまずは知人を対象に教室を始め、しばらくして一般の方にもご参加頂くようになりました。


夢を実現する考え方


――夢を叶えた行動力、素晴らしいです!料理教室オープンにあたってどのような取り組みをなさったのでしょう。

米持さん  自宅で開催したいと思っていたのですが、当時の住まいはとても狭くて難しい状況でした。でもそこであきらめてはいけない!と思い、できる方法をいろいろと考え、近くの公民館を借りて教室をスタートすることにしました。

公民館ですから少々殺風景なのですが、美味しい雰囲気も大切だと思って、コーディネートの道具をいろいろ持込み、できる限りお料理とテーブルコーディネートを一緒にお伝えしました。
すると最初は身内や友人を対象に少人数での開催でしたが、だんだんと参加してくださる方が増えていきました。
ブログを始めたことも大きかったです。


米持祐子先生3

毎回新しい楽しみがあるように部屋のイメージも統一。一回一回ののレッスンに心を込めて実施


――なるほど。夢をできないからあきらめるのでもなく、先延ばしするのでもなく、実現する方法を考えたのですね。

米持さん  おかげさまで順調だったのですが、毎回通ってくださる方が増えていくにつれ、”自分らしい教室がしたい”という思いが募っていくようになりました。公民館ですとどうしてもできることが限られてしまうのです。

そこで主人に相談し、家賃はあがってしまうけれど、お教室を開催できるスペースのある家に引っ越すことにしました。「その分頑張る!」とたんかを切ってやり始めたので、弱音ははけません(笑)

その後二人の子どもを出産し、その間産休も取りましたが、ブログなどを通じて再開を待つ声もたくさんいただき、早々に再開して今に至ります。本当に、応援してくださる生徒さんのおかげです。

――夢を持ち覚悟を決めれば叶いますね。穏やかで包み込むような優しい笑顔の中にある、情熱と行動力に感動です!


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結婚後の料理留学、お教室の開始、産休をはさんで再開・・・そして予約が取れないほどの人気教室になっていくには大変な努力があったと思います。ふんわり優しい雰囲気の米持さんからは想像できない情熱と、それを支える”お料理の楽しみを伝えたい”という思いに心を動かされました。

次回は、お教室運営で心がけていることやこれからの夢をうかがったインタビュー後半をお届けします。どうぞお楽しみに!

インタビュー・テキスト=窪田みゆき写真=菊池由里



プロフィール
米持祐子さん

米持祐子さん
フランス料理教室Atelier Belle Table主宰
料理家・食空間コーディネーター

ル・コルドン・ブルー パリ校にてディプロム取得。
同校アシスタント、3つ星レストラン「Le Grand Vefour」にて研修。
帰国後、2007年よりフランス料理教室『Atelier Belle Table』を始める。
「フランス料理とテーブルコーディネートでおもてなし」をテーマに、レシピ開発や外部講師、食空間コーディネートなども手掛ける。

調理師免許
TALK 食空間コーディネーター資格
食育指導士資格
辻製菓専門学校 別科 製菓技術講座 修了
丸山洋子テーブルクリエーション アドバンスコース修了

サロン情報

「Atelier Belle Table」

アトリエ・ベル・ターブルはフレンチがメインのおもてなし料理教室です。 フランスの家庭料理からレストラン風の料理まで、身近な食材を使って簡単に、そしてお洒落に。
不定期で開催しているフランス地方料理の会も好評です。
また、毎回ご家庭で楽しめるような簡単なテーブルセッティングも提案しています。
フレンチと言うと敷居が高いイメージがありますが、当教室はアットホームな雰囲気の中、少人数で行っていますので、お気軽にご参加頂けたらと思います。

ジャンル:

フレンチ、洋菓子、おもてなし、テーブルコーディネート、ナプキンワーク

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、お友達同士歓迎、少人数制(6人以下)、予約制、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

千葉県市川市

ホームページ、ブログ:
http://ameblo.jp/belle-table/

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レシピ

ベッコフ(Baeckeoffe)
ベッコフ(Baeckeoffe)
(4~6人分)
・豚・牛・羊肉(肩ロース・バラ・モモなど) 合わせて600~800g
・白ワイン 500ml
・玉ねぎ 1個
・にんにく 2片
・ブーケガルニ 1個
・クローブ 1個
・じゃがいも(メークイン) 4個
・にんじん 1本
・フォンドヴォー 100ml
・塩 小さじ1
・ブラックペッパー 10粒
・バター

作り方
  1. 肉類はそれぞれ食べやすい大きさに切る。玉ねぎは薄切り、にんにくはつぶす。
  2. バットなどに肉類、玉ねぎ、にんにく、ブーケガルニ、クローブ、塩、胡椒を入れ、白ワインを注いで冷蔵庫で一晩マリネする。
  3. 2を具とマリネ液に分ける。マリネ液は一度沸騰させてアクを取り除いておく。
  4. じゃがいもとにんじんを薄くスライスする。ベッコフ鍋(厚手の鍋で代用可)にバターを塗ってじゃがいもとにんじんの1/3量を並べる。その上にマリネした肉類と玉ねぎの半量を重ねる。これをもう一度繰り返し、最後はじゃがいもとにんじんでふたをするように並べる。
    マリネ液とフォンドヴォーを注いでふたをし、220℃に予熱したオーブンで2時間煮込む。

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