思ったより早かった、「方向転換」

「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」主宰 藤山朗子さん

インタビュー連載 第3回

今月ご紹介するサロネーゼは、東京・世田谷区自由が丘でフレンチのお料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」を主宰する藤山朗子さんです。 ”おいしくて簡単にできてパリジェンヌみたいにキレイになれるふだんごはん”、”さっと準備しておもてなしできるコース料理”などが学べるレッスンには、幅広い年齢層の方が毎回楽しみに参加し、親子や友人同士て通う方も多数です。

今回は、2017年10月に行われたレッスンとインタビューを4回にわたりご紹介します。第3回目はお教室の開催情報や始めたきっかけなどを伺ったインタビュー前半です。

掲載日:2017/11/20(月)

藤山朗子さん

藤山朗子さん

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バラティ豊かなレッスン


――お疲れさまでした!お料理のポイントがとてもわかりやすく、沢山コツがわかる丁寧なレッスンですね。
いろいろお尋ねしたいのですが、まずはレッスンの開催情報からお願いします。


藤山さん  ありがとうございます。
レギュラーレッスンは2種類あり、それぞれ毎月テーマを設け、それにあわせたメニューをご紹介しています。
今日は「フレンチスタイルおもてなし」レッスンでしたが、こちらはアミューズ、前菜、メイン、デザートといったコース形式のメニュー構成で、ワイン付きです。

もう1つは、「パリジェンヌ風おうちごはん」レッスンで、もう少し簡単なメニューで、料理2品とお菓子1品を作ります。

そのほか不定期で、オーダーメイドのレッスン、シェフや専門家とのコラボレッスン、レストランで行うイベント形式のレッスン等も行っています。表参道にあるCross Kitchenでも外部レッスンを行っています。


藤山朗子先生1

毎月変わるテーマとメニュー。季節や食材に合わせた幅広いお料理を、素敵な盛り付けと共に学べます。


――毎月2種類のレッスンがあり、それぞれメニューが異なると、両方通いたくなりますね。

藤山さん  皆さんが予定に合わせてご参加しやすいように開始時間にバリエーションを持たせて設定していますので、メニューやご都合に合わせて両方参加する方や、好きなほうを選択して参加される方などいらっしゃいます。

――開始時間がいろいろあるのですか?

藤山さん  11時~、13時~、16時~を設定しています。冬は16時開始ですとお帰りが暗くなってしまうので11時~と13時~のみにしています。

――それば良いですね!午前中は行けないけれど午後なら行ける、またその逆もあるでしょうから、参加できる可能性がたくさんあるのは生徒さんにとって嬉しいことだと思います。

お料理が苦手な方、初心者の方にこそ来てほしい


――ところで、お教室名の「サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ」、どのような意味でしょうか?

藤山さん  “エッセイエ・ヴ”は、あなたも試してみませんか?、“サロン・ド・キュイジーヌ”は、料理を通した交流の場、という意味のフランス語です。ふだん忙しくて料理を楽しむ時間がない方や、料理はどちらかというと苦手分野、という方にこそ、すごく楽しいんですよ、ちょっと試しにご一緒にいかが?という気持ちをこめてつけた名前です。

――素敵ですね。響きも可愛くて、ときめきます♪

藤山さん  なるべく気軽にご参加いただけるように、”シンプルでおしゃれ、かわいくて美味しいフレンチおうちごはんの料理教室”を目指しています。

パリジェンヌ風料理教室とサブタイトルをつけていますが、これはパリジェンヌという単語から連想する若い女性のための教室という意味ではなく、かわいいもの・おしゃれなものにときめく心を持つすべての女性に向けた料理教室という意味です。

お料理が苦手だった方もここで「お料理って手軽にできるんだ」とお料理の敷居をさげてもらって、少しでも「お料理が好き」「楽しい」と思っていただけたら嬉しいです。

藤山朗子先生2

お料理や試食を通じて、初めて同士でも仲良しに。アットホームな雰囲気も、通い続けたくなる魅力の一つ。


――どんな生徒さんが多いですか?

藤山さん  30代~50代中心の女性を中心に、10代のお嬢様から70代の先輩まで、年齢層は幅広いです。親子やお友達同士で通ってくださる方も多いですね。たまに男性のご参加もあります。

――今日のレッスンも母娘さんと、いつもご友人と通っていると言う生徒さんのご参加があり、とても楽しそうでしたね。

お教室を始めたきっかけ


――お教室を始めたのはいつごろでしょうか。

藤山さん  2007年1月です。

――もう10年になるのですね。始めたきっかけはなんでしょう。

藤山さん  元々お菓子作りや料理が好きで、会社員時代によく習いに行って作っていました。仕事は不動産会社で営業職だったのですが、とてもハードで・・。

仕事が終わって夜中にお菓子を作る時間が楽しみで、ストレスがふ~っと溶けていくような感覚を覚えたり、結婚後は少ない時間でどうやっておもてなし料理を作ろうか苦心したりする中、いつしかこれを仕事にできたら良いなと強く思うようになりました。
その時点では、老後の生活設計のような感覚で、いつか仕事をリタイヤしたらゆっくりとしたペースで自宅サロンを開きたい・・と考えていました。

でもある時、元気だった母が病気で倒れて手助けが必要な状況になり、自分で予定を立てられる仕事をしようと、考えていたよりも早く料理教室を始めることになりました。

藤山朗子先生3

「考えていたよりも早く教室を始めることになりましたが、早く方向転換して正解でした」


母は脳卒中の一種の脳出血と言う病気で言葉を失い、リハビリでひとつずつ取り戻していく過酷な日々、私はゼロから始めた料理教室を少しずつ軌道にのせていく過程を経ながら、互いに少しずつ進歩してきたような感じです。
結果的に気力も体力も充分ある年齢で方向転換して正解だったと思っています。

――そうだったのですね・・。

藤山さん  料理教室をすることを前提にこちらに引越し、パリのアパルトマンのイメージでリフォームして、開始しました。

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「お料理が苦手な方や初心者の方にこそ来てほしい」と話す藤山さん。
参加しやすいレッスン内容や時間の設定など、細やかな配慮はそうした思いを形にしたものなのだと感じました。
次回は、まだまだある”お料理教室の敷居を下げる工夫”や、お教室運営に込めている思い、これからの夢などをご紹介します。
どうぞお楽しみに!

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=原田圭介



藤山朗子さん

藤山朗子さん

料理研究家|フレンチおうちごはん普及委員
スパイス&ハーブ検定1級
薬膳アドバイザー

フランスが大好きで、パリ+1か所の旅をライフワークにしています(渡仏20回超)。
エコール・リッツ・エスコフィエ パティスリー・ディプロム取得
L’Atelier des sens、L’Atelier des chefs、L’Atelier Guy Martinなどパリ市内や、cooking Alaturca(トルコ・イスタンブール)、Cin Cin(イタリア・シチリア)などヨーロッパ各地の料理教室を視察

「サロンドキュイジーヌ エッセイエ・ヴ」

おいしくて可愛くて大変ではない、ヘルシーなフレンチおうちごはんが習える料理教室です。
基本のレッスンメニューは2種類、毎月メニューがかわり、テーマがあります。
ワイン付きのレッスン(ワインのかわりにソフトドリンクをご用意することも可能)、テイクアウトもできるレッスンなど、目的にあわせて好みのメニューをチョイスできます。
開催曜日・時間帯も様々ご用意していますので、ご都合にあわせてご参加下さい。

不定期で、シェフとコラボのレッスンやレストランで行うバリアフリー料理教室、Cross Kichen(表参道)で外部レッスンも行っています。

ジャンル:

イタリアン、フレンチ、薬膳、スペイン、エスニック、パン、洋菓子、ワイン、おもてなし、紅茶、テーブルコーディネート

サロン特長:

初心者歓迎、夜間開催、土日開催、お友達同士歓迎、男性参加OK、少人数制(6人以下)、予約制、各種イベントあり、お酒の提供あり

所在地:

東京都世田谷区

ホームページ、ブログ:
http://essayez-vous.wix.com/jiyugaoka

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