きっかけとなった、人生のターニングポイント

「Lisas(リサス) おうちパーティーコーディネート京都」主宰 大橋りささん

インタビュー連載 第3回

今月のサロネーゼは、京都市内で「Lisas(リサス) おうちパーティーコーディネート京都」を主宰する大橋りささん。京都駅から一駅、京町家を和モダンでスタイリッシュな雰囲気にリフォームしたお教室では、家庭で簡単に作れるパーティー料理と、それを引き立てるテーブルコーディネートを一緒に学べるレッスンが展開され、多くの生徒さんでにぎわいます。今回は、11月下旬に伺ったレッスンの模様と大橋さんのインタビューを4回にわたりお届けします。第3回目は、お教室情報、はじめたきっかけ、京町家をリフォームしてリニューアルオープンに至った軌跡などを伺ったインタビュー前半です。

掲載日:2017/12/18(月)

大橋りささん

大橋りささん

  • プロフィール
  • サロン情報

食と暮らしの楽しみが広がるスペース


――お疲れさまでした!!お料理もコーディネートアイデアも学べて、とても楽しいレッスンでした!
お料理のほかにも様々なレッスンを開催なさっているのですね。まずはお教室情報を教えてください。


大橋さん  ありがとうございます。
お料理とテーブルコーディネートを一緒に学べるレッスンを中心に、だし醤油やポン酢、ケチャップや味噌の手作りレッスンなど、月に20日ほど開催しています。

メニューは基本的には月替わりですが、リクエストに応えたり季節の行事を取り入れて追加することもあります。
例えば今月(12月)は、クリスマスメニューを中心に、後半はワンプレートおせちのレッスンも開催します。また、クリスマスレッスンでお出しした、アシスタントのさおりちゃんが作ったケーキがとても好評だったので、さおりちゃんによるケーキレッスンも急遽追加しました。彼女は調理師専門学校のカフェコースを卒業していて、腕も良いのです。

――ほぼ毎日開催されているのですね!

大橋さん  はい!リフォームの際、飲食店営業の許可も取っていますので、教室がお休みの日曜日はカフェとしてオープンしています。オリジナルのハンバーグやケーキがおかげさまで人気です。

藤山朗子先生1

あちらこちらにセンスの良さを感じる空間。教室がお休みの日曜日はカフェとしてオープンします。


――興味津々です。お二階での講座もあるとか。

大橋さん  そうなんです、二階はベビーマッサージやヨガ、生け花などの先生にお貸出しして、様々なレッスンを開催してもらっています。

――面白いですねー!ここに来れば食と暮らしの楽しみ方が広がりますね。 町家をこんなにおしゃれにリフォームなさったのも素晴らしいです。

大橋さん  ありがとうございます。美大卒業後、京都の老舗手芸メーカーで10年半デザイナーとして勤務しましたので、やはりデザインが好きなんです。壁紙や床材も自分で選び、できる限り自分達で作りました。庭は母と主人にも手伝ってもらって。限られた予算の中で頑張りました(笑)。

――キッチンも統一されていて素敵ですね。

大橋さん  キッチンはクリナップのクリンレディ、と決めていました!シンクを一つ足して飲食店営業の許可を取ったのですが、とても使いやすいです。
この長さですとちょうど12名の生徒さんにお並びいただき、デモンストレーションを見てもらうことができるんです。

努力の結果生まれたオリジナルの時短術


――デザイナーから料理教室主宰者へ。きかっけは何だったのでしょう。

大橋さん  私はいま8歳と5歳の子どもがいるのですが、出産後も正社員として時短勤務で仕事を続けていました。二人の乳児を抱え、時短勤務・残業ゼロで仕事の成果をあげることと、帰宅後の時間に育児と家事をこなすことを両立させないといけなくて。 大変ですが、子どもに安心して食事を食べさせたいので手作りにもこだわりたいし・・・。限られた時間を少しでも有効的に使う努力をした結果、段取り上手になっていきました。

そして、仕事の評価は出産前より上がって昇格し、料理も添加物に頼らず調味料も全て手作りできるようになりました。小さな子どもが居てもパパッと時間をかけずに作れる、からだにやさしい食事を基本にすることが無理なくできるようになっていったのです。

また、子どもがいることでホームパーティーをすることがとても増えました。テーブル周りをおしゃれに演出して、添加物のない食事を時短で作っておもてなししていることをFacebookに投稿したら興味を持ってくれる人がとても多く、教えてほしいといわれることがどんどん増えていきました。

料理は元々大好きで学んでいましたし、手芸品の手作り説明書を10年半書いていたのでその経験をいかしてレシピを書くことも得意だったので、考えた結果、脱サラをしてお教室を始めました。

藤山朗子先生2

『乳児を抱えた時短勤務のワーキングマザー』の経験が、人生のターニングポイントに。


――仕事と育児、家事、全てをこなすのは気力も体力も必要で手抜きになりがちですが、素晴らしい工夫ですね。

大橋さん 結果的に『乳児を抱えた時短勤務のワーキングマザー』を経験したことが、私の人生に大きく影響しましたし、それが人生のターニングポイントになったと思います。

融資を受けて、町家をリフォーム


――それにしましても、町家を借りて改装し、お教室にするのは勇気がいることだったのではないでしょうか。

大橋さん  ひょんなことから町家に縁があり、関わっているうちにどんどん自分が借りて教室専用の場所にしたいと思うようになりました。
おかげさまで自宅で開いていた教室は満席が続きもっと広いところでやりたい、と思っていたので、大きな挑戦でしたが、思い切って借りることにしました。

家族にも協力してもらってリフォームし、今年の9月29日にオープンすることができました。

藤山朗子先生3

写真上:左 1階改装前 1階改装後、写真下:左 2階改装前 2階改装後。


――すごいバイタリティです!「伝えたいこと」があると、パワーが湧きますよね。夢を叶える行動力と努力、素晴らしいです。

大橋さん  ありがとうございます。私のように仕事、育児、家事をこなさないといけないワーキングママや忙しい方々に、手作りで安心して家族に食べてもらえるお料理と時短家事のコツ、テーブルをオシャレに魅せる小技、手作りで美味しい調味料のご紹介など、たくさんお伝えしたいと思っています。

====================================

大橋さんが思い切って大きなチャレンジができたのは、同じように大変なワーキングママや忙しい女性たちを応援したいという思いと熱い情熱があるから。
レッスンを拝見しているとき感じた居心地の良さは、それに共感し、そんな大橋さんを応援したいという生徒さんが集まっていて、とても素敵な和ができているからだと、お話を聞きながら感じました。思いと情熱は伝わりますね。

次回は、教室運営の工夫やこれからの夢を伺ったインタビュー後半をお届けします。どうぞお楽しみに!

(次回へつづく)

インタビュー・テキスト=窪田みゆき
写真=伊藤裕司



大橋りささん

大橋りささん

■略歴
神戸出身、京都在住。
美大卒業後、手芸メーカーで主任デザイナーとして11年勤務。

2児の母となり、育児と仕事が中心の生活となる中、友人を招いてパーティーを開く楽しさを覚える。
パーティーコーディネートの教室を開くために「食空間コーディネーター」の資格を取得。2014年夏手芸メーカー退職。
ブログが縁で、株式会社山田製油の新規事業である、カフェ&料理教室の総合サロン《gomacro Salon》立ち上げに参加。開店準備からオープンまでの7ヶ月間、プロジェクト主要メンバーとして食器・インテリアセレクトほかメニューブックの撮影やデザインなどを担当。
山田製油退職後の2015年夏、独立。京都市内でパーティーコーディネート教室やおもてなし料理教室を開講。第3回テーブルコーディネートコンテストin神戸(2014)入選。第24回テーブルウエア大賞(2016)特別審査部門入選。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

手芸デザイナー時代に身に付けた、配色テクニックが私の武器です。

どうぞよろしくお願い致します!

「Lisas(リサス) おうちパーティーコーディネート京都」

この教室では、家庭で簡単に作れるパーティー料理と、それを引き立てるテーブルコーディネートを一緒に学ぶことができます。手に入りやすい材料を使用し、再現性の高いコーディネートを心掛けます。
講座をご自宅で再現し、気軽にお友達を呼んでパーティーを楽しんでもらえたらな、と思います。
オシャレな空間で楽しく食事をするのは、招く側も招かれる側も最高に楽しい時間になりますから!

ジャンル:

家庭料理、健康食、パン、おもてなし、テーブルコーディネート、フラワーコーディネート、整理収納、キャラクター弁当

サロン特長:

初心者歓迎、平日開催、土日開催、子連れOK、男性参加OK、少人数制(6人以下)、予約制、駅近(徒歩10分以内)

所在地:

京都府京都市

ホームページ、ブログ:
http://lisas.cocotte.jp

プロフィールはこちら

レシピ

オリーブとハーブ入りプロヴァンス風牛肉のドーブ
オリーブとハーブ入りプロヴァンス風牛肉のドーブ
(4人分)
サーモン(刺身用) 1柵
4パーセントの塩
2パーセントの砂糖
オリーブオイル適量
胡椒適量

作り方
  1. サーモンの柵に分量の塩と砂糖をしっかりまぶして一晩置く(最低3時間)。
  2. 翌日しっかり氷水で洗い、ペーパータオル水けを拭いてオリーブオイルと胡椒をまぶす。もう1日置いても美味しく食べられる。斜めにそぎ切るように切り分けてサラダに添える。
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: